Wikipediaの運営方針がクリティカルシンキングのお手本みたい

Wikipedia クリティカルシンキング

Wikipediaで調べものをしていたら、中立的な観点について調査投票やってますと出ていました。

オレンジの線で囲っているのがその表示

なんぞそれ?と思い開いてみると、Wikipediaの運営方針の一つを改訂しませんかーという調査をしてるとのこと。

この運営方針の1つ、「中立的な観点」が勉強になる内容だったので紹介します。

中立的な観点はWikipediaの3大方針の1つ

現行の「中立的な観点」は、以下のリンクから読むことができます。

Wikipedia: 中立的な観点

記事を作成する上での考え方、方針が12項目(脚注などを除く)にもわたって書かれており、なかなかボリューミーな内容。

3大方針のほか二つは以下の通り。

  • 検証可能性
  • 独自研究は載せない

クリティカルシンキングと繋がる内容が多々ある

事実、様々な意見に関する事実も含めた事実を書け…だが意見は書くな

Wikipedia: 中立的な観点

これなんかは、事実と意見を区別して考えるという点ではクリティカルシンキングに共通します。

私が気になったのは、1つの物事に対する複数の観点について、適切な記述の重みづけをしなさいというもの。分かり易い例がこちら

例えば「地球の形状について、フェルディナンド・マゼランの調査では球体だとされ、ジョン・ハンプテンはわん曲した平面体だとしている」といった記述は、ある領域についての大多数の観点と極少数の観点を同等に伝えてしまっています。

Wikipedia: 中立的な観点

あらゆる視点から物事を考えるのはクリティカルシンキングでも重要とされますが、すべての視点を同レベルに扱うのも考え物ということですね。

他にも

完全な中立の視点を持つなんて、人間なんだから不可能だろ

といった批判や指摘に対してもアンサーを用意しているのが面白いです。

クリティカルシンキング(批判的思考)を身につけたい、学びたいのであれば一読の価値はあるかと

現行の「中立的な観点」は改訂されそう

今回紹介した「中立的な観点」の内容は、近々改訂される可能性が高いです。

冒頭で紹介した通り、2020年5月31日時点で、現行の「中立的な観点」には問題があるので、改訂するか否かのアンケートを取っています。

というのも、現行の「中立的な観点」が2012年に改訂されてから、ほとんど修正がされていないので、文章が詩的だったり、加筆による内容の重複が見られるからだそう。

以下のページから変更案も見ることができます。

Wikipedia:「中立的な観点」変更案

改訂に関しては、Wikipediaの編集者間で議論が行われており、普段当たり前のように見ているサイトがどのようにして運営されているのか垣間見ることができます。

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