モニターを壁掛けしたい!
が、賃貸だから壁に穴をあけられない、、、
というわけでディアウォールを使って賃貸でも壁掛けできるようDIYしていきます。
設計
今回は柱を2本立てて、そこに板をくっつけます。以下のようなイメージ

そして真ん中あたりに場所をとらないモニターアームをくっつけます。
必要なもの
- ディアウォール
- 柱になる木材(2×4材)
- 板
- モニターアーム
- 工具
工具はホームセンターでレンタルします。
2×4材やディアウォール、ネジなども購入もホームセンター。
Amazonでポチったのはモニターアームのみでした。
↓今回購入した物
耐荷重、どれだけものを乗せられるか
柱一本あたりの耐荷重と、乗せたい物の重さがわかれば、安全に使えるかが分かります。
しかし、、、
ディアウォールの耐荷重は公式ホームページに明記されていません。
あくまで利用例から自分で判断してください。ってスタンスです。
それもそのはず。柱に使う木材によって強度は変わります。天井や床の材質も影響あるでしょう。
そこで先駆者たちの背中を見てみましょう。
YouTuberのカズさん(カズチャンネル/Kazu Channel )の動画をみると、彼の体重(推定75kg)くらいは1本で支えられる様です。
この方は懸垂バーをディアウォール2本で自作してます。成人男性1人くらいは余裕で耐えそうですね。
今回乗せる物は10kg弱
今回ディアウォールに載せるのはモニターのみ。
モニターが4.3kg取り付けるアーム0.6kg
併せて5kg弱
あとは、ヘッドセットやスピーカーを追加で載せるかな〜?って感じなので10kgも行きません。
あとは柱と板材自身の重さも加えて計算します。
多く見積もっても15kgもいかないかと
正直これならディアウォール1本でも行けそうです。
配線の隠し方
ディアウォールでは、柱の厚みがある分うしろにスペースができます。
おかげで、壁に穴を開けずとも配線隠しが可能です。
コードが通れる幅に、板材の隙間を開けておきましょう。穴を開けても良いですが、加工が面倒なので、、、
買い出し
事前の準備
何も考えずに勢いだけで買い出しに行くと、カットする寸法がわからなかったり、買い忘れが発生します。
何回もホームセンターと家を往復する羽目にならないよう、必要な物と寸法をメモしておきましょう。
私がやっておくべきだと感じたのは以下の3つ
- 天井の高さを測っておく
- その他ネジ等の必要数と種類を決めておく
- レンタル工具の予約、先端工具の準備
天井の高さを測る
ディアウォールでは天井の高さから4.5cm短い2×4材が必要です。
あらかじめ天井の高さを測っておきましょう。形のしっかりした、金属製のメジャーが便利です。
フニャフニャだと誤差が生じてしまいますし、なにより測りづらいです。

ネジ等の必要数と種類を決めておく
木材だけでなく、ネジも長さや太さが沢山あるので、何も決めていないと迷ってしまいます。
長さは板材の厚みに2cmプラスするくらいが良いそうです。
レンタル工具の予約
私は予約なしで当日工具をレンタルしに行きました。
しかし、本命のインパクトドリルが既に貸し出し中、、、
運良くドリルドライバーは空いてましたが、無ければ新しくドリルを買うか、作業を延期することになってました。
皆さんは事前に予約しておきましょう。買い出しが終わって「さあやるぞ!」ってときに、工具が借りれないのは悲しいですから
先端工具は自分で用意
レンタルしたのは電動ドライバー本体と充電器、バッテリーの3点セット
ドライバーの先端につけるドリルの刃や、プラスビットは貸し出ししていませんでした。
あらかじめこれらの先端工具は買っておきましょう。
1000〜2000円の出費にはなりますが、ドリル本体を買うより安上がりですし、また工具をレンタルした際にも使えます。
持ってて損はなし。
ちなみに、プラスビットにもサイズがあり、これがネジに合わないと、ネジ山を舐めやすくなります。
使うネジにあったビットを買いましょう。↓は1つのビットで2番と3番のサイズが使えます。
ホームセンターのカットサービスが楽だし正確
木材はホームセンターでカットしてもらった方が早いし楽だし、正確にできます。
後からカットせずに済むよう、ホームセンターで全ての木材をカットしてもらいましょう。
カットサービスを利用するときは、担当の人に何センチで切るか紙に書いて伝えます。
この時、必要な木材の寸法がわからないと困ります。あらかじめメモしておきましょう。
ちなみに、注文方法はホームセンターによって異なるかもしれません。
私が行った店舗では専用の紙が用意されていて、そこにフリーハンドで書き込みました。
ディアウォールSとRの違い
従来のディアウォールRと、見た目のすっきりしたディアウォールSがあります。
さらに言えば、他メーカーが出しているラブリコというネジ式の製品もあり。
ネジ式では、最後まで締め上げられるけど定期的に締める必要があります。
性能に大きな差はないので、見た目で選んでいいかと
メンテナンスが面倒臭いって人は、ディアウォールの方が手間がかからないかと
製作作業
材料と工具が揃えば、あとは組み立てるだけです。作業を分けるとこんな感じ
- 柱を立てる
- 板材の取り付け
順序としては、柱を先に立てて、そこに板をあてがってネジを打ち込むのが一般的かと
しかし、今回は柱一本とシンプルな作りなので、先にパーツを取り付けてしまっても、簡単に立てられます。
自分の力や部屋の広さを考慮して、やりやすい方を選びましょう。
穴あけとネジ締め
ネジを打ち込む際に、下穴を開ける必要があるのか?という疑問が浮かびます。
下穴は必要か?
下穴を開ける目的は、ネジの打ち込みによる木材の割れを防ぐこと。
使う木材の種類が分かれば、下穴が必要か否か判断できます。木材は大まかに分類すると以下の二つに分けられます。
- 無垢材
- 合板
今回使うのは無垢材といって、木から1枚の板に切り出したもの。こちらは割れやすいので、下穴が必要です。
合板は複数の板を接着剤で貼り合わせたもの。割れのリスクが少なく、下穴は必要ないそうです。
今回使った2×4材と板材はどちらも無垢材だったので、下穴をしっかり開けました。
穴の大きさと深さは?
打ち込んだネジは以下の2つの力により固定され、抜け落ちません。
- ネジ山(ギザギザ部分)の引っ掛かり
- 木に挟まれる圧力
ネジの軸より太い穴を開けてしまうと、ネジ山の引っ掛かりが弱くなってしまいます。
また、挟まれる圧力は下穴なしが最も大きく、穴か大きくなるにつれて小さくなってしまいます。
そのため、ネジを打ち込んだ時に木が割れない程度に小さい穴を開けるのが良いのです。
え、具体的に何ミリが良いかって?
使用する木材によって割れやすさが変わるので明確にコレ!ってのは言えませんが、ネジの軸(ネジ谷経)と同じ太さで開けるのが無難だと思います。
穴の深さはネジの長さと同じか少し短いくらいで良いかと。
ネジ穴が潰れてしまう原因
今回、ネジ穴を潰してしまい、引き抜くのに苦労しました。
原因として考えられるのは
- ドライバーとネジのサイズが合ってない
- ネジよりドライバーの方が硬い
- ネジを回す力が強すぎる
ドライバーのサイズには0番〜3番まであります。家具のDIYなら2番を使うことが多いかと。
これがネジに合わないと、力が均一に伝わらず、ネジ穴が潰れやすくなります。
また、ネジを打ち込む時、下穴が小さかったり、木材が硬いとスムーズにネジが入っていきません。
ここで無理やり回そうとすると、ネジ穴が潰れてしまいます。
下穴を太くするか、深さが足りているか確認しましょう。
また、開けた穴に木くずが詰まっていても、ネジが入りづらくなります。
ドリルで穴を開けた際、正転させながら引き抜くと、木くずも一緒に出てくるので良ければ試してみてください。
ネジ穴が潰れたときの対処法
まずは無理に回すのをやめましょう。どんどんネジ穴が潰れていき、復帰困難になります。
一旦落ち着き深呼吸。
色んな対処法があります
- ゴムを噛ませて回す(摩擦を強くする)
- プライヤーで挟んで回す
- 専用の工具を使う
私も今回ネジ穴を潰しました、、、
ゴムを噛ませたり、専用の先端工具も試してみましたが上手くいかず。
最後はロッキングプライヤーを使って外しました。こいつは色んなシーンで使えるのでオススメです。
完成した感想
下の写真が完成品です。無駄に穴が空いているのは、一度やり直したからです。


非常にシンプルですけど、悪くない出来です。ソファーに座って見る想定なので、ちょい低めに取り付けてます。
もっと暗めの色が良いので、今度ニス塗りをしてみます。
おまけ: ホチキスという方法もあり
専用のホチキスを使って、壁に棚などを固定する方法もあります
柱が不要な分、ディアウォールよりスペースを取らなそうです。
非常に小さな穴しかあかないので、こちらも賃貸でも使えますね。
ただし石膏ボード専用なので、壁がコンクリートですとホチキスがが刺さらず使えません。
参考

壁美人-gigazine-壁を傷つけずにホッチキスで本棚・収納ラック・テレビなどが壁に設置できる「壁美人」を使ってみました
コメント